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やんばるの少年 9

日記
01 /14 2019
『うわぁ 見て見て きたない水が 流れてくるよ』     
 川の中へ、赤土のどろ水が 流れこんできました。      
みんなは、水あそびを やめて、帰って行きました。      


『ちょうど バンシルーの実が うれるころだね』
ぼくと げんたは、二人で 森の中へ はいって行きました。
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やんばるの少年 8

日記
01 /13 2019
今日は 大川まで 泳ぎに行きました。 
ここは 森の中の ぼうけんプールです。    
 『こんどは ぼくが とぶよ!』    
『げんた!  木の上から とべるようになったんだ』
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やんばるの少年 7

日記
01 /12 2019

学校のまどガラスへ ノグチゲラが しょうとつして 落ちてきました。

すみかを なくしたのかな? 

ノグチゲラは、大きな木に 穴をあけて 巣をつくる鳥です。   

せかい中で やんばるの森にしかいない鳥なのに。              

ハルコは 今日も 学校を 休んでいます。fullsizeoutput_1ab9.jpeg

森の工事現場の木の上で会ってから、ずっと 顔を見ていません。 すごく しんぱいです。

ハルコは まいにち ひとりで 道ばたに 立っていました。

土砂を いっぱいのせた ダンプカーや キドウタイがのった車が 走ってゆくのに、ハルコは ただじっと 立っていました。      

『ダンプの運転手や けいさつの人の中で ひとりでも、わたしたちの森のことを おもってほしい』     

 ハルコは そんなことを 心の中で さけんでいるのでしょうか。

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やんばるの少年 6

日記
01 /08 2019
ハルコのおじいは 13歳で へいたいになって この森の中で 戦いました。
友だちが 何人も ころされ、おじいも アメリカへいを ころしました。      
『戦争は どんなことが あっても しちゃいかん』      
おじいの くちぐせです。
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やんばるの少年 5

日記
01 /03 2019
大きな樹が 切りたおされてゆく。      
オスプレイが発着する ヘリパットを つくっているのです。      
ダンプカーの前に ハルコのおじいが 立ちはだかっています。      
警察の人は 無表情な顔で おじいを 押しのけました。      
おじいの ひげの上を なみだが 何本も 流れていました。      
ぼくたちは 大きな木に のぼって 森がこわされてゆくのを 見ていました。      
あれが オスプレイだ。      
ハルコが 声をあげて 泣き出しました。
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yukihlko

はじめまして
田島征彦のHP
http://www.tajimayukihiko.com/
を管理している、
征彦の娘であり、周吾の妹のかの子(かのぼん)です。
 私は、15歳まで京都の八木町という丹波の山奥で幼少時代を過ごしました。
41歳になった今でも、あの頃の生活は大切な宝物です。
そして、父にとってもとても思い出深い日々であり、エッセイ「口丹波呑呑記」(飛鳥出版室)に丹波での日々を書いています。
 HPを作る話が出た時、一番に「呑呑記」が頭に浮かびました。
ブログの「おのころ島呑呑記」はここから取りました。
(2017年3月より「新・おのころ島呑呑記」)
おのころ島とは、田島家が10年前に移住してきた「淡路島」の別名です。

田島家に起こった珍事件や呑気な出来事を、子育てそっちのけで、2011年夏より住んでいる大阪より綴ってまいります。
~2011年からはしゅうぼんの妻あいさんも執筆に参加!!よろしくお願いします~
田島家:お父ちゃん(征彦) お母ちゃん(英子) ななぼん(菜々) しゅうぼん(周吾)とあいさん  かのぼん(かの子)・・・そして、婿殿たちや、姪っ子、甥っ子・・・